ある日を堺に、右目だけかすむようになりました。
最初は「右目だけで見ると、色が薄く感じる・・・?」
程度でしたが、
日が経つにつれて少しづつ、でも確実に、
右目が見えなくなっていきました。
眼科に行っても原因は分からず・・・。
結局、脳腫瘍と診断がついたのは、
症状が出てから2年後でした。
誰かの役に立つかもしれないと、
私の体験を綴ることにしました。
目の不調があるのに、
眼科に行っても原因が分からないという方、
一度、脳外科を受診してみられたら・・・
と思います!!!
はじめに
私は医療従事者ではありません。
全くの素人です。ただの患者です。
また、医学は日々進歩しています。
あくまでも、私の場合の私の体験を綴っています。
主治医の先生やご家族としっかり相談して
納得のいく治療をお受け下さいね。
片目のかすみから脳腫瘍と診断されるまで
症状1 視界が揺れた
仕事でパソコンの入力作業をしている時、
右目の視界が、グラグラっと揺れました。
時間はほんの1秒ほど。
あれ?疲れたかな?と思いつつ、作業を再開すると、
また、グラグラっと1秒ほど揺れました。
揺れたのはこの2回だけ。
今思えば、この時に、
腫瘍が視神経に触ったのかな、と思います。
症状2 右目だけかすむ
視界が揺れた翌日から、
右目だけかすむようになりました。
右目だけで見ると、どうも色が薄く見えるのです。
何かしらの目の病気かも?
と思い、急いで近所の眼科を受診することにしました。
眼科の受診 1回目
視力検査をしてもらったり、
一通り検査をしてもらって、
受診の結果は
「老化じゃないですかねー」
との事でした。
左目はなんともなかったので、
片目だけ老化するのか?
と思いましたが、
まあ、大きな病気ではないんだな。と
そのまま帰宅。
もし、眼科にかかって、
不調があるのに原因が分からない方は、
視野検査をしてもらって下さい!
眼球の問題ではなく、視神経の問題かもしれません!
私の場合は、最初の受診で、
視野検査はありませんでした。
眼科の受信 2回目
最初の受診から約1年後、
右目はじわじわと見えなくなってきていました。
職場の健康診断では、
もともと左目より良かった右目の視力が、
左目より悪くなっていました。
(右0.7 左0.8)
こんなに、片目だけどんどん老化するのかな?
と疑問に思い、
別の眼科を受診することにしました。
受診の結果は
「何ともありません」
病院2件を回って、
別々の先生が「何ともない」と言うなら、
本当に何ともないんだろう。
と思って帰宅。
この時も視野検査はありませんでした。
眼科の受信 3回目
前回の受診から約1年後、
じわじわと右目は見にくくなっていました。
右目の眼鏡のレンズだけ曇っているような、
右目のメガネのレンズがすりガラスになっているような、
右目だけに霧がかかっているような、
そんな感じです。
職場の健康診断での視力検査で
右0.3 左0.7
これは、いくら何でも
やっぱりおかしいのでは・・・?
と、最初に受診した眼科へ。
そこで初めて視野検査をしてもらい、
視野が3分の1ほど欠けていることが分りました。
「ここではこれ以上の事は分かりません。
明日必ず行って下さい」と
大学病院を紹介されました。
ええっ!老化じゃなかったの・・・。
大学病院の眼科
大学病院で、いろーーーーんな検査をしてもらいました。
「視野が欠けている。
何らかの視神経の異常です。」
と大学病院の先生。
でも、検査をしても原因がはっきりしないようでした。
で、「念の為に頭部のMRIを撮りましょう」
といわれ、MRIを撮ると、
素人の私でもはっきり分かるほど、
頭に大きな白い影がありました。
「脳腫瘍ですね。脳外科に連絡しますので、
すぐに脳外科の受け付けに行ってください」
となりました。
症状が出てから2年、やっと診断がついたのです。
脳腫瘍が視神経を圧迫したために起きた
視力低下でした。
その後
開頭手術をして腫瘍を取っても、
視力は戻りませんでした。
長い間、視神経が圧迫され続けたからだそうです。
視神経は傷んでしまうと元に戻らないのだとか。
今後も戻らないだろうと言われています。
現在では、右目はあまり見えません。
本を読んだり、スマホを見たりすることはできません。
テレビに出ている人の顔も分かりません。
早く診断がつけば、
私のように視力を失わなくて済むはずです。
まとめ
片目だけかすむ。
私の場合は脳腫瘍でした。
脳腫瘍が右目の視神経を圧迫したため
視野の欠けによる視力低下が起きていました。
目の不調があるのに、原因が分からない時、
視野検査をしてもらう事をおすすめします。
そして恐れずに、脳の検査をしてみて下さい。
まさか、脳腫瘍なんて稀でしょ?
なんて思わないでください。
私にはそのまさかが起こりました。
迷うなら病院へ!!!
最後までお読み頂いてありがとうございました。
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